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1300年の伝統酒黒酒(灰持酒)を製造する鹿児島の東酒造が届ける、焼酎をベースに鹿児島の特産品を生かしたクラフトリキュールLittle Kiss(紅茶)とLittle Kiss(珈琲)。
■Little Kiss(紅茶)
原材料名:米焼酎・砂糖・紅茶・灰持酒・香料
内容量:720ml
■Little Kiss(珈琲)
原材料名:米焼酎・灰持酒・砂糖・コーヒー
内容量:750ml
リキュール 芳香 米焼酎
「日本一のお茶どころと言えば?」この質問を投げかけるとしたら、「静岡」と答える人も多いのだろう。しかしそんな人々には残念ながら「ハズレ」と伝えなければならない。答えは「鹿児島」だからだ。2019年、鹿児島は静岡を抑えて、日本のお茶産出額の首位に立った。そんな吉報が少し前に、鹿児島のお茶の間を賑わせた。クラフトリキュールの紹介にしては、似つかわしくない話題だと思うかもしれない。しかし、緑茶と紅茶、実は茶葉が同じだ。ゆえに「鹿児島に和紅茶がある」ということに関して。実はまだ、広くは知られていない。そして郷土愛に満ちる人ならば「知ってほしい」というのが里心。鹿児島県鹿児島市で酒造りをする人、東酒造代表の福元文雄さんがその方法を考えた時、それは自然にリキュール開発という形を得た。「せっかくなら地元のクラフト感が伝わる鹿児島らしい商品を、私たちなりに作ろうと考えました」。
誕生したのは、東酒造の米焼酎をベースに、地元の特産品を漬け込んだ“鹿児島純度”が看板のクラフトリキュールブランド「Little Kiss」(Little(小)+ Kiss(キス、チュー)小チュー → 焼酎から命名)。第一弾では「紅茶」、第2弾では「珈琲」が発売された。「紅茶」では、南国の気候風土に恵まれる徳之島で、無農薬栽培により育てられた「べにふうき」、「珈琲」では、ノアコーヒー・東さつきさんによる、沖永良部島産の高価な珈琲が一部、贅沢に使用されている。そしてもう一つ、リキュールに忍ばせた、こだわりの隠し味が1300年の伝統酒黒酒(灰持酒あくもちざけ)である。黒酒は酵素が生きる非加熱の生酒で、米由来の天然アミノ酸を多く含み、甘みと旨味に特別に優れているため、全国の料理人たちに愛用される“プロの相棒”。杜氏、開発担当、ブレンダーのチームによる、熱心な開発・研究が生む高い技術が光る商品は、日本では唯一、東酒造だけで作られている。
黒酒を忍ばせることで、旨味とやさしい甘みに加え、ヴィンテージ感のある味わいをまとった「Little Kiss」は、和紅茶・和珈琲の香りが高く立つ、素材の味が生きるリキュールだ。シャープで苦味、渋みが少ない、やさしく繊細な紅茶のフレーバー、深みを与える独自の焙煎が生む、豊かな余韻と贅沢な香味が特徴の珈琲のフレーバーが、すっきりと飲みやすいリキュールに閉じ込められている。また、甘さを控え、飲み飽きないバランスが設計されたリキュールには、ファーストインパクトに頼らず、長く付き合える製品造りに取り組む東酒造らしさが伺える。
イチ押しは、どちらもカフェベースのように、ミルクを注いで楽しむ“リキュール・ラテ”。ロックやソーダ割り、アイスソースにもおすすめだ。「紅茶」なら、ジンジャーエール割りも絶品。カフェの一品として、スイーツの原料としても人気だそうだ。昨今は、海外からも注文が増えているリキュールは、和紅茶の噂さえ、広く運んでいくのだろう。