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豊かな自然で健康に育った久米島赤鶏の出汁、肉の旨みが贅沢に溶け込んだ「久米島赤鶏 滋味スープ」。鶏の出荷前、60日間を完全無投薬で育てた赤鶏のスープは、老若男女にも安心の一品。
保存方法:直射日光を避け常温保存
賞味期限:製造日より半1年
旨み シメ 炊き込みご飯 鶏汁 スープ 久米島赤鶏
海を臨む、穏やかな山の麓。久米島の海からは、度々と爽やかな風が吹き、緑がそよぐ、実に気持ちの良い場所だった。かつ約1万坪の敷地面積を誇るここ、「久米島赤鶏牧場」と鶏舎17棟は、暑さの夏には風が通り、台風の時分には風が和らぐ、山に抱かれる牧場。「牧場の環境としては、ここ以上の場所はないのかもしれません」。そう話してくれたのは、自然と島の恵みを生かす、久米島ならではの養鶏に全力投球する「久米島赤鶏牧場」2代目オーナーの山城昌泉さんだ。今や本州の有名料理店もその味を認め取り寄せるのだという、久米島から全国に飛ぶ「久米島赤鶏」評判のワケを、山城さんに伺った。
「いっぱい食べて、動いてもらって、それで良いお肉を作るんですよ」。そのワケとは、いかにもシンプルなものだった。しかし、そのロジックを聞くほどに、そのこだわりぶりには終始、驚かされるものがあった。久米島赤鶏は、本来弾力があり、しっかりした肉質が特徴の赤鶏なのだが、同牧場で育つ赤鶏は、飼育方針と飼料の工夫により、一味も二味も、一線を画する。例えば一般的な赤鶏は約40日で出荷を行うところ、肉にしっかり味を出すために、広い鶏舎で鶏を十分に運動させながら、平均100日をかけて出荷を行っている。また穀物飼料には、ウコンや月桃などの沖縄の薬草、泡盛の酒粕をミックスし、内臓を強く健康に保ちつつ、臭みのない柔らかでジューシーな肉質の鶏を育てている。最終的には加工(捌き)まで自社で行うことで、鮮度をとってもベストな仕上がりで、全国に送り出している。山城さんはどうやら、手が抜けない性分のようである。
牧場では食べ方にもこだわってもらおうと、奥様とともに料理のワークショップにも取り組んでいる。「美味しさをより引き出してくれる食べ方も、自分たちなりに研究をしているところです。でもやっぱり一番美味いのは、鶏汁ですね」。おすすめの「久米島赤鶏 滋味スープ」は、温めるだけで至高の鶏汁の味わいを余すことなく楽しめる、食通必須のスープ。出汁には赤鶏のガラと手羽、具にはもも肉と胸肉が使用され、赤鶏を丸ごと味わえる逸品だ。味付けは昆布と生姜、醤油と塩でシンプルに仕上げられ、鶏の旨みをあくまでも主役に、バランスよく作り込まれている。冬瓜入りだが、お好みで人参、椎茸、ネギなど野菜を加えて、スープをメインにしてみてもいい。炊き込みご飯の出汁に使ってみても、シメを待つ時間さえ、楽しくなりそうだ。